
あなたは職場の上司が自分よりも年下だった場合、話す言葉遣いとしては敬語を使いますか?
それともタメ口ですか?
人によって様々意見が分かれるようですが、おそらくみんな頭では理解しているのではないでしょうか?
頭では理解しているけど、いざ面と向かって話すとなると、さすがに年下に敬語は使えない…そんなふうに思ってしまうのではないでしょうか。
今回は、職場の年下上司には敬語を使うべきなのか?について見ていきましょう。
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「目上の人」とはどういう人なのか?
「目上の人には敬語を使う」という人がいますが、そもそも「目上」という言葉の意味を知っていますか?
「目上」とは、階級・地位・年齢が自分よりも上であることです。
上司が年下なら「目上の人」 部下が年上なら「目上の人」
例えば、部下が自分よりも年上である場合、会社組織内の関係でいえば自分が上司(上)で相手が部下(下)の立場となりますね。
これは、階級・地位という部分において、年上の部下よりも年下である自分の方が上司なので自分が「目上」となります。
年齢でいえばどうでしょうか?部下ではありますが年齢が上になるので年上の部下が「目上」となりますね。
ということは、年上の部下も年下の上司もお互いに「目上の人」になりますので、お互いに敬語を使って会話をしなければならないのです。
会社組織内での上下関係だけに、ついつい目がいってしまいがちですが、実は年下の部下もあなたからすれば「目上の人」なのです。
年下上司にため口はアリか?ナシか? アンケート調査結果は?
あるアンケート調査で、「年下上司にタメ口はアリか?ナシか?」というものがありました。
一般的に皆さんはどうのような意見を持っているのでしょうか?
アンケート結果は・・・
タメ口はなし・・・約80%
実に約80%の人が、年下であっても上司には敬語を使うべきだと回答しているようです。
この結果をみて、「社会人として当然だ」「当たり前の常識ですよ」という人も当然いるでしょう。
逆に、「なぜ年下に敬語を使わないといけないの?」「立場はわかっているんだけどつい…」と、そのような人もいることでしょう。
組織によっては、大変フレンドリーな職場でほとんど敬語を使わないというような所もあるかもしれませんね。
年下の上司が「敬語は止めてくださいよ~」という場合もあるかもしれません。
しかし、一般的にはみんな頭の中では年下とはいえ上司であるならば敬語を使うのが社会人としてのマナーなんじゃないのかなぁと思っているようです。
あなたはどう思いますか?
まとめ
近年の日本社会は、年功序列が崩壊しつつある中で年齢での上下関係と、会社組織内での上下関係が入り乱れているのが現状です。
そんな中、社会人としてどのように立ち振る舞うといいのか?非常に悩ましい部分ではあるかと思います。
しかし、社会人としての常識として「誰にでも敬語を使う」という考えを持っている人は、周囲からも認められるのではないでしょうか?
尊敬を集める人ほど謙虚に人と接するため、上司であっても部下であっても、年上であっても年下であっても、相手の立場を考え仕事上は誰とでも敬語で話す。
そういう「意識」が「立場」よりも重要なのかもしれません。