
転職を考えている人は意外と多くいると思うのですが、職を変えたいと思ってはいても実際には「職は変えたいけどリスクを背負うくらいならこのまま我慢してればいいかな」と思っている人がほとんどだと思います。
転職するということは、全く違う会社に入ってまた一からやり直さなければなりません。その職場の人の顔と名前から覚えていくわけですから、気持ちが転職に向かないのもわかる話です。
けれども心の奥底では「いつかは・・・」そう思っているのも事実でしょう。
今回は、転職を考えてはいるけど不安もあり、とりあえずはまだこのままでもいいかなぁと思っている「転職悩み人」がどう考えてどう行動するべきなのか?について見ていきたいと思います。
転職をするのもしないのも、どちらも正解となり得ますしどちらも失敗になり得ます。大事なのは中途半端に決めない事だと思いますので、しっかり自分の置かれている状況と自分の気持ちに向き合って考えていきましょう。
Contents
会社を辞めるか迷った時に確かめておくこと
1.会社を辞めたい理由と、辞めることで解決出来ることなのか書き出してみる
今の会社を辞めて転職したいと思っている人の多くは、ただ漠然と「会社を辞めたい」と思っているだけの人が結構います。
今の仕事を辞めたい理由を幾つでもいいので書き出して見ましょう。そして書き出した理由を一つひとつ見てみて下さい。その理由は会社を辞めなくても解決出来るかどうか検討しましょう。
意外に会社を辞めなくても解決出来るものがあるかもしれませんよ。
2.今の会社のメリット・デメリットをそれぞれ書き出してみる。
今の会社で働くことに対して、メリット・デメリットを書き出してみましょう。
こうする事で、今の会社の良い所と悪い所がそれぞれ見えてきます。辞めたい辞めたいと思っているときは、どうしても会社の悪い部分しか見えなくなってしまいます。
それぞれ書き出してみる事で、俯瞰で見えるようになりますので冷静に判断する事が出来るでしょう。
迷ったり、悩んだりした時は効果的な方法ですのでおすすめですよ。
3.転職先が見つかるのか事前に調べる
これが一番気になるところだと思います。
辞めてから職を探してもなかなか見つからないという事は往々にしてある事なので事前に調べておく事も重要です。
しかしながら、会社を辞めたいという気持ちが前面に出すぎてしまうと、冷静に考えきれなくなり唐突に辞めてしまうようなケースもあります。上記の1や2を行い、まずは冷静に現状と自分の気持ちを確認・整理しましょう。
4.自分の10年後をなんとなく想像してみる
これは、あなたが今の会社に勤め続けたとして、10年後どうなっているのかを想像してみるという事です。
今の会社が昇級制度や福利厚生、職場の人間関係や会社の業績などが割と不満もないようであれば、それなりに出世しているイメージなどが湧いてきませんか?
逆に、昇級制度や有給休暇もとれなかったり、「あの人といつまで一緒に仕事しないといけないのか・・・」 「この会社は10年後もあるのか?」という職場の状況であったり、将来に期待できないようなイメージが出てくるようであれば、転職を検討する時期かもしれません。
生活のためにお金を稼ぐのは絶対に必要な事ですので、10年後をイメージした時に将来性を感じられないようならしっかりと検討しましょう。
今の気持ちをそのまま文字にして書き出してみる
上記の1〜4を行なった後に今の自分の気持ちをありのまま文字にして書き出してみましょう。文字にして書き出すという行為は非常に大切で、自分の今置かれている状況や環境、自分の本当の気持ちや本音が客観的に見ることができます。
客観的に見ることで冷静な判断が出来るので、「後になって後悔した!」ということを防ぐことができます。転職はリスクを伴う場合も多いですので、冷静な心理状況での判断や検討は不可欠です。
自分の一生を左右しますからね。ぜひ焦らずに文字にして検討してみてください。
まとめ
如何でしたでしょうか?
転職するかどうか迷ったり、悩んだりした時は、まずは現状の把握から始めましょう。特に、キャリアアップなどが目的の転職ではなく、理由が漠然としていてネガティブなことが原因で転職を考えている場合は注意が必要です。
そして現状を把握する際は「辞めたい」気持ちが強すぎると冷静な判断ができない場合が多いので、紙に文字として書き出し客観的に見るようにしましょう。
転職は人生を良くも悪くもかえてしまいます。まずは慌てて辞めるのではなく、一つひとつ確認・検討して後悔のない選択をしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。