
就職も決まり、いよいよ社会人としてデビューする新社会人の皆さんが、最初に迎えるであろう職場の飲み会、それが新入社員の歓迎会ではないでしょうか?
緊張と期待感を胸に、ドキドキ・ワクワクしているかもしれませんね。
もしくは嫌だなぁと思っている人もいるかもしれません。
しかしこの歓迎会での立ち振る舞いやマナーによって、あなたに対する印象は大きく影響します。
それは良くも悪くも・・・
何事もスタートが肝心なので、歓迎会で好印象を残して社会人生活をスタートしたいものですね。
今回は、新入社員の歓迎会で注意すること、守るべきマナーや心構えについて、経験者である私の意見を交えてみていきたいと思います。
新入社員の方は是非とも参考にしてみてくださいね!
Contents
挨拶はどのようにするべきなのか?
まず最初に上司や先輩方の前で行うであろう挨拶ですが、どんなポイントを押さえておけばいいのでしょうか?
何事も最初が肝心なので、しっかり覚えて下さいね!
挨拶の内容は?まずは自己紹介から
自分の順番が回ってきたら、立って挨拶を行います。
まず初めに言うのは
「〇〇に配属されました、〇〇と申します」
というように、配属された部署名と自分の名前を言いましょう。
先輩方に自分を覚えてもらわないといけません。
ハッキリと大きな声で挨拶して下さいね^^
その後に好きなことや趣味について話すのもいいです。
同じ趣味を持つ上司や先輩がいる場合は、その後の話も盛り上がる可能性がありますね。
最後は、仕事に対する熱意や決意を言いましょう。
とはいっても、簡単にでいいです。
長くなるのもいけませんし、あまり長く話せる人もいないでしょうから、
「少しでも早く仕事を覚えられるように努力しますので、ご指導のほどお願いいたします!」
という感じですね。
初めの印象が肝心
挨拶の時の態度も重要です。
しっかり背筋を伸ばしてハキハキと大きな声で挨拶します。
大きな声といっても、何も応援団のように叫ぶ必要はありません。
というか、それはNGです。
ふざけているように見えたりしますからね。
※大声で自己紹介をするという指示があった場合はその指示通りにします。居酒屋などで大声を出すと、他のお客さんの迷惑になる・・・という意味です。
その場にいる上司や先輩方全員にちゃんと聞こえるように声の大きさを調整します。
恥ずかしいとか思う前に、そういった気遣いができないと、社会人として不利になります。
経験していくとわかりますが、仕事は一人ではできません。
誰かの協力や助けが絶対に必要になります。
普段から気を遣える人は、いざ困った時に周りが協力してくれますので、是非覚えておいて下さい。
歓迎会など職場の飲み会で気をつけるべきマナーとは?
飲み会と聞くと、仕事外というイメージを持つ人と、仕事の延長と捉える人とに別れます。
実際はどっちなのか?
というのは明確な答えはありませんが、私の考えは都合よく仕事を行うための大切な場ということです。
位置付けとしては重要であると判断しています。
ですので、飲み会の場での失態は仕事に影響すると考えています。
逆に言えば、飲み会の場でのマナーもポイントを押さえておけば実務でプラスに働くのです。
ではどういう点に注意すればいいのか、みていきましょう。
時間厳守!早めに到着しなければならない
社会人として、そして仕事として最も重要といっていいかもしれません。
これは特に経営者や上司、仕事ができる先輩方は大切にしていることです。
自分一人のことであれば問題ありませんが、相手がいる場合、時間を守れないということは、信頼を失います。
時間は有限で最も価値が高いと私は思っていて、自分の遅刻のせいで関係する人たちの貴重な時間を奪うというのは絶対にあってはならないことです。
特に新入社員という立場であれば、なおの事。
歓迎会などの飲み会に限らず、是非とも覚えておいて欲しいです。
座る場所には要注意
社会人になりたての頃はよくわからないと思いますが、居酒屋などで自分が座る場所には注意が必要です。
簡単にいうと、
目上の人が座る場所に新入社員が座るのはダメだよ
という事です。
じゃあ目上の人が座る席はどこで、新入社員が座るのはどこなん?
と思われるでしょうが、これが意外と難しい。
偉い人は上座に座り、新入社員は下座に座りますが、じゃあ上座はどこで、下座はどこなん?と思うでしょう。
部屋の形やテーブルの形などでも若干の違いがありますので、ここでは簡単に説明しますね。
入り口に近い方が下座。
これさえ覚えておけばまぁ大丈夫です。
それに、入り口に近い方が店員さんに注文を伝えたりするのも楽ですし、運ばれてきた料理や飲み物を受け取ったり空いたグラスや皿を店員さんに渡したりするのも楽です。
そういう作業は目上の人に絶対させないようにしましょう。
これは社会人として心掛けていただきたいことです。
これが出来ない、もしくはしたがらない人がなかなか多いです。
という事はチャンスですね^^
それをあなたがやれば、他の新入社員を抑えてイメージがアップしますし、人には教えないことでもあなたにならこっそりアドバイスしてくれるかもしれません。
嫌だと思うかもしれませんが、人は意外とそういう部分をしっかり見ているものですよ。
※歓迎会などであなたが主役の場合は予め席が決まっているかもしれません。その場合は決められた席がが上座でもそこに座るようにしましょう。
お酒の注ぎ方

例えば瓶ビールをコッコプに注ぐ時に、あなたはどのように注ぎますか?
まさか片手で注いだりしてませんよね??
実は昔そういう後輩がいてビックリしたのですが、ラベルを上に向けて両手で持って注ぐようにして下さい。
これが正しい注ぎ方かどうかは別として、こういうところを気にしている年配の人は多いです。
私はアラフォー世代ですが、私の年齢でも気にする人は多いと思います。
意外に知らない人が多いので・・・チャンスです^^
乾杯の仕方
乾杯の時も同様に片手で乾杯するのはマナー違反です。
そしてもう一つ。
目上の方のグラスより下にもっていきます。
自分のグラスを間違っても片手で相手の方のグラスより上にもっていかないようにしましょう。
これも不思議なことに意外と知らない人が多いという印象を持ってます。
という事は・・・ 笑
余興や一発芸を要求されたら?

特に要求もなければ問題ないのですが、何か余興的なものをやるように言われたりすることもあります。
職場によっては新入社員が歓迎会で余興や一発芸をするというのが恒例になっているところもあるかもしれませんね。
- めんどくさい
- 恥ずかしい
- なんでそんな事
・・・ごもっとも。
これは誰もが思う事でしょう。
無駄に恥かいてなんになるのか?
ただ上司や先輩が楽しんでいるだけだろ?
そんな風に思いますよね。
余興や一発芸はやらないといけないのでしようか?
余興や一発芸をやってむしろ恥はかくべき
私の歓迎会の時も実際にありました。
自己紹介の時に
「なんかやれ」
ザックリしてますよね笑
しかも私の時は就職氷河期といわれ、就職が非常に困難な時期でしたので、新入社員は私ひとり。
いきなりその場でフラれた私は、勇気を持ってやってみました!
・・・結果 見事に失笑 笑
しかしこれがキッカケでその後の職場での生活に凄く好影響を及ぼすことになりました。
次から職場で先輩方に会うたびに、飲み会でのことをイジられましたが、それ以上に可愛がってくれました。
そして仕事をどんどん教えてくれましたね。
とんだムチャブリではありましたが、それでもどうにか考えてチャレンジしてみたことに対する、周りの評価だったと受け取っています。
今自分が新人に仕事などを教える側になって思いますが、何に対しても一生懸命になれる新人というのは、見ていて応援したくなりますし、やっぱり可愛いものなんです。
チャレンジ精神は仕事に不可欠
仕事に関して、チャレンジ精神は必要不可欠なものです。
近年言われていることは、「指示待ちの人間が多すぎる」ということ。
先日、地元の高校の先生と会って話をする機会があったのですが、その時の先生がこんな事を言っていました。
「これから就職して働くときに、指示待ちの人間になってしまうなら外国人労働者に仕事は奪われてしまう」
なるほどなぁと思いました。
この先生は私と同じ歳で、実は高校時代に部活(バスケットボール)で凌ぎを削った相手なのですが、こんなアドバイスをくれる先生っていいなぁと思いました。
全国の先生の中で、こんなことを教えている先生ってどれくらいいるんですかね?
まさに現代の社会を象徴する言葉だと思いました。
少し話が逸れましたが、何事にもチャレンジする気持ちは絶対に必要です。
そして、歓迎会などでの余興や一発芸はいい機会になるでしょう。
恥をかくから嫌だと思うでしょうが、社会に出ればこの程度の恥など普通にあります。
会社の中で、新人とはいえある程度の立場や居場所を確保していくためには、何事にもチャレンジしていくことが必要になります。
ぜひ、余興や一発芸をフラれた時は恥をかくつもりでチャレンジしてみて下さい。
意外とこういう場面でも、チャレンジする人間なのかどうかを見極めようとしている上司は先輩はいたりするものです。
コミュニケーションのキッカケになる
先ほども書きましたが、こういった余興などにチャレンジすると恥をかいたりします。
が、
それがキッカケで上司や先輩方とコミュニケーションをとりやすくなるという効果もあります。
これって新入社員時代には本当にありがたいことで、ただでさえ怖かったり話しかけづらい上司や先輩にも、質問やわからないことを聞きやすくなったりもします。
コミュニケーションをとれるということは、これからの職場での人間関係でもプラスに働くことが多いのです。
わざわざ恥をかくだけのメリットはあると言えますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
新入社員として社会人デビューすると、初めてのことばかりでわからない事が多いかと思います。
そんな中、最初の会社の飲み会が歓迎会となる場合がほとんどかと思います。
そんな歓迎会で気をつけるべきマナーや余興などの意味合いを知っておくと、今後の社会人生活に大いに役立つと思います。
しっかりポイントを押さえていいスタートを切りましょう!
ただし、あまりにも酷い扱いを受ける場合(身体的・精神的に苦痛を伴うようなもの)、それはパワハラとなります。
そのような時は無理にやる必要はないと私は思っています。
なぜかというと、その後の会社勤めの生活の中で、同じようなことが繰り返される可能性があるからです。
人間関係やコミュニケーションを円滑に行うためにやったことが、そういったある種のイジメやパワハラに繋がることもありますので、常識の範囲を超えていると思ったときは、上司やそのさらに上の立場の人に相談しましょう。
歓迎会の場で断ることができず、嫌々でもやったのならば、翌日以降に会社に出社した時にでも相談するようにしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。