
ゴルフ初心者に限らずですが、パターを苦手としているゴルファーは意外と多いかもしれません。
理由としては、パターを練習する場所が少なかったり、もしくはぶっつけ本番でパターをなんとなく打ってきたという人が多いことが考えられます。
確かにパターを練習できる場所としては、コースに出た時にスタート前の時間を利用して練習グリーンで行うくらいしか、練習する場所がないかもしれません。
パターの練習用のマットもありますが、実際の転がり感などは本物のグリーンとは感触が違います。
パターを苦手としているゴルファーが多い背景にはこのような理由が大きいでしょう。
しかし、コーススタート前の時間を利用して効率的な練習は可能です。正しい練習方法を知り、特にイメージを掴む練習を行えばそこまで的外れな距離感にはならないものです。
そしてパターが上手な人ほど、スタート前に何度も何度もイメージを掴む練習をしているものです。
今回は多くのゴルファーが苦手意識を持っているパターの正しい打ち方や練習方法・コツについて見ていきましょう。
Contents
パットの正しいアドレスと正しい打ち方を練習しよう
パットの正しいアドレスの仕方やボールポジション、正しい打ち方などは中々教えてもらえる機会もありません。
ゴルフ初心者の人は、アプローチと同じようにこのパターでも意外と3打・4打打ってしまいスコアを稼いでしまう傾向にあります。
正しい打ち方や練習方法を学び、スコアアップに繋げましょう。
STEP1 正しいアドレスと正しいストロークを練習する
まずは正しいアドレスについて。
足は肩幅程度に広げ、背中を丸めて構えます。ボールポジションは左目の下に置くようにしましょう。
グリップについては特に決まっていませんが、自分が打ちやすいグリップでいいでしょう。ただ、パターに関しては右利きの人であれば右手の感覚が大切になってきます。
右手の感覚を感じやすいようなグリップを意識してみましょう。
次にストロークに関してですが、パターの場合は下半身を固定したまま上半身の動きで打っていきます。
一度グリップした状態から状態を起こし、胸の前で上半身の動きだけでストロークしてみましょう。その時にパターヘッド・パターのフェイス面がブレていないか、上下にズレていないかを確認してみましょう。
その動きをイメージ出来たらアドレスして振り子のようにストロークしていきます。
STEP2 1メートルの長さを確実に入れる練習を行う
次に実際にボールを打っていきますが、まずは1メートルの距離を確実に入れる練習を行いましょう。
動画でも言われていますが、この1メートルの距離というのは意外と外してしまう距離でもあります。実際にコースで1メートルのパットは難しく感じるものです。スタート前にこの距離をしっかり練習しておけばあまり不安を感じることなくパットできると思いますので、しっかりと入るイメージを掴んでおきましょう。
練習方法としては、1メートルを三分割にして打っていきます。30センチ-60センチ-1メートルの間隔でボールを置き近い場所から順番に打っていきましょう。
30センチの距離はおそらく一発で入れることが出来ると思います。続いて60センチ・1メートルを打っていきましょう。
近いところから順番に入れていくことで、1メートルのパットが入るイメージとパットの感覚が掴めると思います。スタート前にしっかり数をこなしてイメージを作っておきましょう。
STEP3 フェイス面のスクエアーを感じる練習
パターにおいて最も重要な事は、真っ直ぐ打てるかどうか?という事です。
真っ直ぐ打つためには、フェース面の向きとストロークがポイントになります。STEP3では、このポイントを押さえるための練習を行ってみましょう。
パターの際のポイントは右手の感覚となります。右手の平とパターのフェイス面が同じ方向になるようにグリップし、右手一本で1メートルの距離を打っていきます。
右手の平がカップに対して真っ直ぐストロークしていけば、パターのフェイス面もカップに対して真っ直ぐにストロークしていくはずです。
その感覚を掴んでおきましょう。
STEP4 ロングパットの距離感と同じテンポでフル練習
ロングパットの場合、大きくオーバーしたり極端に短くなってしまったりすることもよくあります。ロングパットの場合はどのように対処すればいいのかを練習していきましょう。
ロングパットに限らずですが、まずはボールの位置からカップを見ながら素振りをしてみましょう。「これくらいかな?」という感覚をそこで掴みます。
「経験がないからそんな感覚なんてわからないよ!」と思うかもしれませんが、これが意外とそうでもないんです。
例えば、パターではなく手でボールを投げてみると、結構近い距離にボールが転がると思います。これは人にもともと備わっている能力で、目で見た距離に対して大体のところに人はボールを転がすことが出来るのです。
ではなぜ大きくオーバーしたり極端に短かったりするのか?
その理由は、打つ時に「これで本当に届くのか?」とか「この感じでは短くないか?」と考えてしまい、最初の感覚と違う力で打ってしまうことに原因があります。
ロングパットのコツは、最初の距離を見た感じの感覚で迷わずに打つことにあります。「大きく外してしまうんじゃないか?」という恐怖心に打ち勝つ気持ちが大切という事ですね。
その恐怖心を抑え込み、同じふり幅でパッティングをする。これをスタート前に練習しておきましょう。1メートル圏内に寄せることが出来れば成功です。
1メートルの距離を入れるイメージはSTEP1~3までに出来ていますので、2パットで収めることが出来ます。
常にそのイメージを持ってパットに臨みましょう。
スタート前の練習グリーンでのポイント
パッティングの仕方がわかったところで、実際にスタート前に練習を行いますが、その時の練習の方法としてポイントがあります。
そのポイントも取り入れつつ、パターの練習をしてみましょう。
グリーンは全て平とは限らない
実際にコースに出るとわかりますが、グリーンは傾斜がったり二段グリーンと呼ばれる段差のついたグリーンがあったりと、実に様々なグリーンの表情があります。
練習グリーンで練習する時には、その状況も想定しておく必要があります。
さすがに二段グリーンの練習グリーンは無いかもしれませんが、傾斜はついていると思います。上りや下り、斜めに下っていたりしていると思いますので、練習の際に利用してみましょう。
ついついやってしまいそうなミス
パットでついついやってしまいそうなミスというのがあります。
それは、パットを打った瞬間にボールの行方を目で追ってしまう事です。
なんでそれがミスになるのか?
それは、パットと言えどパターの芯でボールを捕らえる必要があります。芯に当てないと、せっかく作ったイメージ通りの距離が出なくなるからです。
打った瞬間にボールを目で追ってしまうと、顔が上がってしまう可能性があります。顔が上がると状態も起きてしまうことになり、ボールの中心ではなくやや上の方を打ってしまうことがあります。
つまりトップ気味に打ってしまうという事です。
そうなってしまうと、距離が届かなかったりしますので「自分の感覚がおかしかったのかな?」と勘違いしてしまいます。そうなってしまうと、その後のパターでオーバーしたりと距離感が狂ってしまい後々のプレイにも影響が出かねませんので、しっかりと頭を残してパッティングするようにしましょう。
まとめ
引用元:c.pargolf.co.jp
いかがでしたでしょうか?
ゴルフのパットは中々練習できる環境がありません。せいぜいまともに練習できるのはコースに出てスタート前の練習グリーンくらいなものです。
しかしだからこそ、正しい打ち方を学び、練習グリーンを利用した効率的な練習が重要となってきます。
ちょっとした工夫とポイントやコツを押さえておくことで、パットは上手くなります。
ぜひ、取り入れてみて下さい。
目標は1メートル以内の距離は1パット。それ以上の距離やロングパットは1メートル以内に一度近づけて2パットで入れる。
3パットにならないように、常にこのイメージを持ってパットに臨みましょう。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。