
ゴルフ初心者が最もスコアを稼いでしまう(余計な打数を打ってしまう)のは、おそらくアプローチでしょう。
アプローチというのはグリーン周辺からグリーンに寄せる(カップにアプローチする)時のことですね。
距離は50ヤードから20ヤードくらいになると思いますが、この短い距離が非常に難しいのです。
強くは打てないし、かといって優しく打ちすぎるとダフったりトップしたり・・・
結果、グリーン周辺を行ったり来たりして、中々グリーンに乗せられず気が付けば3・4回打っている・・・というのはよくある話です。
ドライバーでティーショットをうまく打てても、セカンドからアイアンで上手に真っ直ぐ打てても、このアプローチでグリーンにすんなり乗せられないと結局大叩きになってスコアを崩してしまいます。
ゴルフが上手な人ほど、アプローチが非常にうまいですね。
アプローチがうまくいくと、カップのそばにボールが転がるので1パットでカップインできる確率がグンと上がります。
今回は、ゴルフ初心者にとってもっとも難しいと言ってもいいアプローチの練習方法について見ていきましょう。
ゴルフ初心者はアプローチの打ち方をしっかり理解しよう。ポイントがわかれば意外と簡単に打てるようになる!
引用元:i.gimg.jp
ゴルフ初心者であれば非常に頭が痛くなるアプローチショットですが、実はポイントがわかっていると意外と簡単に打てるようになるんです。
このポイントを知らないままゴルフを続けても、うまくいったりいかなかったりで、スコアが伸びません。
ゴルフ初心者の人ほどアプローチを軽く見てしまう傾向がある(距離が短いから・・・かな?)ので、しっかり練習の仕方と押さえるべきポイントを学んでいきましょう。
STEP1 アプローチで気を付けるべき3つのポイントを理解しよう
STEP1では3つのポイントについて説明されています。
押さえるべきポイントは次の通りです。
- 左右対称の振り幅で振る
- 手首の角度をキープしたまま振る
- アドレスをしっかりと作る
極端な話、これが出来ればアプローチはすごく簡単です。私もこれを覚えてからスコアが100を切るようになりましたので、今ではアプローチが得意になりましたからね。
STEP2 手首を固定できているか確認する練習方法
ここでは棒を使用して確認しています。
とは言っても棒なんかないでしょうから、空いているクラブを使いましょう。
グリップしにくいとは思いますが、あくまでも手首が固定できているのかを確認するためですので、空いているクラブで十分だと思います。
手首を使ってクラブを振ると体に当たるので、非常にわかりやすい確認方法ですね。
イメージとしては体と腕・手首が固定されまま体ごと回転させるので、ロボットのような動きに似ていると思います。
どうしても固定できないという人は、左脇をぎゅっと締めて左肘をカチッと伸ばしたままでやってみてください。
その状態ですと腕や手首で振れないと思います。体ごと回転させないと振れないと思いますよ。
STEP3 どのような状態からでも高を一定に安定させて打つ練習
このSTEP3では、ティーアップした状態とそのままの状態で打つことになりますが、ゴルフ練習場でも行うことができますね。
ポイントは、高さを調整するだけです。
基本はSTEP1の3つのポイントを押さえておけばいいので、ボールに対するクラブヘッドの高さ調整に神経を使いましょう。
同じような高さで打てるようになれば、深いラフからでも打てるようになります。しっかりと練習しましょう。
STEP4 スムーズに力まずにリズムよく打つ練習
アプローチショットの場合、ダフらないようにとか、トップしないようにとか、そんなことを考えながらアドレスしていくことが多いです。
これは、過去にそのような失敗をした記憶があるのでどうしても神経質になってしまうんですね。
しかし、そこにばかり囚われてしまいますと不要な力みなどがかかり、かえって失敗したりすることがよくあります。
アプローチに限りませんが、ゴルフのスイングではリズムは非常に大事です。
ゴルフのスイング時に「チャー・シュー・メーン!」と言いながらスイングするイメージってありませんか?
これもリズムを安定させるための一つの方法だということです。
口に出す必要はありませんが(口には出さないほうがいいと思いますがww)、自分のリズムで打つ練習を普段から行っていきましょう。
STEP5 スイング軸を安定させる練習
アプローチでは体重移動を必要としません。左足に体重を乗せたままバックスイングし打っていきます。
やってみると意外と難しく感じるかもしれませんので、右足を引いてつま先だけ地面につけて振ってみましょう。
慣れてくれば左足だけに体重を乗せて打つ感覚がわかってくると思います。
STEP6 一連の流れの中でスイングしていく
これまでのポイントや注意点に気を付けて打っていきましょう。
アプローチは地味な練習ですが、実際のコースでは非常に重要となります。何度も何度も繰り返し練習して、ダフったりトップしないようにしましょう。
特に初心者の人の場合、残り150~80ヤードの距離からグリーンに直接乗せるという場面が少ないと思います。
そうなると必然的にアプローチが必要になりますので、実際のコースでもよくこの距離(50ヤード以下の距離)からのアプローチが多くなってくると思います。
アプローチでカップのそばにピタッと寄せれれば、非常に気持ちいですよね!
しっかりと練習して体に染みこませましょう。
アプローチの時のボールポジションと使用するクラブは?
それではアプローチの際のボールポジションや、使用するクラブの種類などについてより詳しく見ていきたいと思います。
ゴルフ初心者だと、クラブの種類に関してもよくわからないところがあると思いますので、この機会に確認しておきましょう。
アプローチの時のボールポジションは?
アプローチをする時の基本的なボールポジションは、右足の内側くらいになります。
引用元:i.ytimg.com
このような感じですね。
しっかりと覚えておきましょう。
使用するクラブは?
アプローチの際に使用するクラブについてですが、人によって好みがありますので一概には言えないのですが、基本的にはウェッジと呼ばれるクラブを使用します。
ウェッジとはピッチングウェッジ・アプローチウェッジ・サンドウェッジなどですね。
クラブのメーカーによっては、角度表記のものもあります。52°や56°という角度が表示されています。
どのウェッジを使うといいの?と思われるかもしれませんが、私は距離によって使い分けるのですが、基本的にはアプローチウェッジと58°を使用することが多いです。
58°はあまり使いたがる人はいないようですが(私の周りにはあまりいません)、初心者の人の場合はピッチングウェッジかアプローチウェッジでいいかと思います。
どのクラブを使うにしても大切なことは、このクラブでこの振り幅ならこのくらいの距離で転がっていくというのを把握しておくことです。
それがわかってくると、そこまで大きくズレてくることはありませんので、練習の中で色々と試してみて下さい。
ミスをなくすポイントは?顔を上げたまま打たない!
どのクラブでも言えることですが、アプローチショットでも顔を上げて打たないようにしましょう。
つまりヘッドアップが早いということですね。
私の感覚でいえば、アプローチほどヘッドアップが早いとミスショットをする(トップやシャンクしてしまう)感じがします。
これは、ヘッドアップしてしまうと体全体が伸びてしまって(起き上がってしまって)、ボールの下に向かうはずのクラブヘッドがボールの真横に当たってしまうということです。
距離が短いだけに早く見ようとする心理が働いていると思うのですが、だからこそ余計に意識することが必要です。
練習で中々うまくいかない人は、ヘッドアップが早くなっているかもしれませんので一度確認してみてください。
まとめ
引用元:ゴルフ100切り.net
いかがでしたでしょうか?
今回はアプローチショットについて見てきましたが、ゴルフ初心者の場合このアプローチで苦戦する人がほとんどだと思います。
短い距離を打たなければいけないので、飛びすぎないように打とうと思って手打ちになったりしがちですが、しっかりと手首を固定して体の回転だけで打つようにしましょう。
使用するクラブは基本的にはアプローチウェッジでいいかと思います。持っていない場合はピッチングウェッジかサンドウェッジでもいいと思います。
重要なのは振り幅に対してどれくらいの距離を転がっていくのかを把握しておくということです。
練習しながら確認しておくようにしましょう。
ポイントである
- 左右対称の振り幅で振る
- 手首の角度をキープしたまま振る
- アドレスをしっかりと作る
をしっかりと守り、力まずリズムよく打つようにすれば大丈夫です。しっかりと練習しておきましょう。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。